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転職を機に移住し、仕事も新天地での暮らしも充実 草津温泉 ホテルヴィレッジ 亀井 歩さん

2025.05.13

就職・転職を機に地元を離れ、初めての土地に移り住むという人も多いかもしれません。特に宿泊業界はそんな移住者が各地で多く活躍しています。今回は転職を機に、東京から日本屈指の温泉地・草津に移住した亀井さんにお話を伺いました。

人と接する仕事を求めて転職。同時に草津へ

草津温泉 ホテルヴィレッジでフロント業務を担当している亀井 歩さん。宿の客室数は300室と草津温泉の中でも最も規模が大きく、お盆やGWなどの繁忙期には1000人を超えるお客様を迎えています。卓球やボーリング、ビリヤード、テニスコート、ゴルフコース、ジップラインなどのアミューズメント施設も充実していて、宿泊者以外に日帰り利用で訪れる人も多い人気のお宿です。

「草津温泉のシンボルでもある湯畑からは歩いて15分ほど。車だと5分くらいの少し静かな場所にあります。転職して7年。初めは、よくテレビなどで見ていた湯畑を横目に通勤するような生活が不思議でしたが、今ではそれがすっかり日常になりましたね」

そんな亀井さんの前職は実はシステムエンジニア。大学卒業後に新卒で東京都内の企業に就職し、5年間勤務されていたそうです。

「当時は金融系のシステム開発をしていて、1日中パソコンの前に座っているみたいな生活だったんですね。人ともほとんど話をしない。もともと人と接するのが好きだったので、そんな生活を変えたいなと転職を考えるようになりました。もっとお客様と接して、お話しできる仕事がしたいなと思ったんです」

もともと学生時代に飲食店でのアルバイト経験があったこともあり、接客の仕事をメインに転職活動をスタート。中でも宿泊業界をメインにさまざまな施設や会社の説明会に参加してお話を聞いたとのこと。

「宿泊施設の仕事って、接客業の中でも特にホスピタリティが求められるプロフェッショナルな仕事というイメージがありました。だから自分も宿泊業界に転職して、ホテルマンとしてそういう接客を身につけたいなと思ったんです。特に場所にはこだわりがなくて、本当にたまたま合同説明会で出合った施設が草津の施設だったという感じです。移住したいという希望は全くなかったんですが、結果として転職を機に移住するという形になりましたね」

このように転職と同時に群馬県の草津町に移り住むことになった亀井さんですが、知らない土地での生活に不安はなかったのでしょうか。

「特に不安というのはなかったです。東京生まれ、東京育ちで、前の職場もお台場だったので、田舎暮らしへの憧れもありましたし。不安よりもワクワクというか、楽しみな気持ちの方が大きかったです。ただ、親には心配されましたね。大丈夫なの?って。でも当時は26歳で、いい大人でしたし、そこまで反対されるようなことはなかったです。転職後に家族を宿に招待することもできたので、今は安心していると思います(笑)」

はじめは慣れない雪にびっくり。東京ではできない体験が盛りだくさん

現在、亀井さんは町内のマンションで一人暮らしをしているそうです。なんとそのマンションは温泉付きなんだとか。

「転職してすぐは寮で生活していました。その後、今の部屋に引っ越したんですが、マンションには大浴場があって、毎日温泉に入ることができます。ただしばらくするとそんな生活に慣れてしまって、シャワーだけで済ますなんてことも増えてしまうんですが(笑)。でも温泉好きには最高な環境だと思います。あとはここだと車は必須なので、まず車を買いました。毎日の通勤や休日の買い出しなど、草津で暮らすなら車はあった方がいいです。ただ、町内にスーパーやコンビニもありますし、ネットショッピングしても商品がすぐに届くので、そこまで不便を感じることはありません」

休日は2時間ほどかけて、高崎などの大型ショッピングモールへ買い出しに出かけることが多いそう。

「買い出しの日はとにかく予定を詰め込みます。美容室を予約して、そのあと1本映画をみて、ランチの店も調べてあそこの店に行ってみようとか。そして最後に日用品とか食料品とかを大量に買って帰ってくるという感じです(笑)。これも今では全然苦じゃなくなりました。ドライブもいい気分転換になりますし」

また仕事後には一人でふらっと飲みに出かけるようなこともあるといいます。

「東京では絶対に一人で飲みに行ったりできないタイプだったんですが、こっちでは結構行きますね。行ったらお店の人が覚えていてくれたり、お客さん同士で仲良くなれたりするのがすごくいいです。あとは観光協会が主催する親睦会があって、同じように町内で働く人が集まるんですが、そこで知り合いや友達ができて、またその人たちと飲みに行くという感じでつながりが広がります。こういう経験は東京ではできなかったと思いますね」

今では町内にたくさんの知り合いや友達ができて、すっかり草津の街に馴染んでいる印象の亀井さん。

「特に草津は移住者やUターンの人も多いので、そういう人たちが浮かないですし、受け入れられやすい雰囲気があると思います。自分は20代で転職しましたが、40代、50代で転職して草津にくる人も多いです。人との距離が近いので、人と話すことが好きな人ならすぐに打ち解けられると思います。あとは住む場所と職場が近いので、通勤時間がほぼないというのもいいです。以前は1時間も満員電車に揺られて…という生活をしていましたが、そのストレスがなくなったのは大きいですね」

このように草津での生活を大満喫している亀井さんですが、いまだに慣れないことも…。

「雪生活は初めてのことだったので、最初はとにかくびっくりしました。朝、出勤前に車を出すためにまず雪かきをして、職場に着いたら施設の玄関前の雪かきをしてという感じで。雪道の運転も最初は恐る恐る。今はだいぶ慣れましたがそれでもやっぱり慎重になります。その分、町内にスキー場があって、気軽にスキーが楽しめるのは魅力的ですよね。私はあまりウィンタースポーツをする方ではないのですが、休憩時間や遅番の出勤前などにスキーやスノボをしている同僚を見ると、すごいなと思います。学生時代にスノボをやった経験があるだけなんですが、せっかくなので今後あらためてやってみようかなと思っています」

仕事もプライベートも充実。大きなターニングポイントに

このように、やりたいと思ったお客様と直に接する仕事に就き、新しい街に馴染んで充実した毎日を送っている亀井さん。

「転職したことも、それによってこの街に来たことも、すごくよかったなと思います。人生の大きなターニングポイントになりました。私も転職の際は慎重になりましたし、転職と同時に移住するとなると迷う人も多いかもしれません。でも一度思い切って飛び込んでみてほしいなと思います。『住めば都』って言いますけど、きっと住んでみると楽しいことが見つかります」

特に転職を決めた施設が草津にあったことが大きかったと言います。

「草津では、何かの都合で仕事を辞めることになっても、町内で転職するという人が結構多かったりするんですよね。それだけ『草津』がいいところで、この町が好きという人が多いんだなと感じます。以前はテレビで見る温泉地って非日常だったんですけど、それが今は日常。不思議な感覚です。そんな体験ができるのも転職と同時に移住したからこそ。そんな体験をたくさんの人にもしてほしいなと思います」


転職と同時に移住するというのもひとつの選択肢。住んでみたい土地やエリアから求人を探してみるのもいいかもしれません。また亀井さんおすすめの「草津」への移住に興味があるなら、ぜひこちらの求人もチェックしてみてくださいね。

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■草津温泉ホテルヴィレッジ
〒377-1711
群馬県吾妻郡草津町草津618番地

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