旅館
金澤湯涌温泉 百楽荘
「はたらく」をもっと自由に、もっと誇れるものに 日本一チャレンジできる環境を目指して
- フロント
- 接客/サービス
- 支配人
- 調理人/厨房

石川県の温泉地といえば、皆さんはどこを思い浮かべますか?
「山代温泉」や「山中温泉」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、金沢駅から路線バスで約50分の場所にある「湯涌温泉」も、魅力的な温泉地のひとつです。
今回はその湯涌温泉にある「百楽荘」にお邪魔しました。「百楽荘」を運営するプリスリゾート株式会社は、能登と金沢で3館を展開する「百楽荘」ブランドを手がけ、現在も複数の新店舗オープンを控えている、成長中の企業です。
理想の会社を創るために
未経験から旅館の世界へ
最初にお話を伺ったのは同じ施設内にある、別邸「神楽」が開業した直後の2017年に入社した
取締役 総支配人の熊谷 穂乃美さんです。
まずは、新卒で入社された熊谷さんに、東京の大学を卒業後、
宿泊業界へ進んだ理由を伺いました。
「就職活動中は、実は宿泊業界には全く興味がありませんでした。特にやりたいことも明確ではなく、周りの友人たちと同じように、大手上場企業を受けたりして、ごく普通の就職活動をしていましたね」
そんなとき、ある求人情報に目が止まったそうです。
「たまたま目にとまったのが、2016年に湯涌温泉で開業する『百楽荘』の求人だったんです。調べてみると、能登にある創業90年の老舗旅館がルーツだと知り、興味を持ちました。学生時代には縁がなかった石川県でしたが、新幹線も開通し、観光業も面白そうだなと思い、軽い気持ちで面接を受けてみたんです」
そうだったんですね。
その時に社長とお会いしたのですか?
「はい、社長から『あなたは大企業に入ることもできると思うし、そこで活躍もするだろう。でも大企業に入るよりは、自分で理想な会社を創った方が面白くないか』って言われた時に、直感で面白そうと感じ、その場で入社しますって答えていましたね(笑)」
こうして宿泊業界でキャリアをスタートした熊谷さんは、
ある時期から疑問を持つようになります。
「お客様の情報など紙の台帳で管理をしていたのですが、この管理は正直時代遅れだと感じていました。非効率だし、残業も多かったんです。そこで入社2年目ごろにシステム導入を提案し、管理方法を大幅に見直しました。その結果、業務効率が格段に向上し、残業時間も大幅に削減できたんです」
この新しい管理方法は、能登の系列施設にも導入されたそうです。
その他に改善したことはありますか?
「4年前に、スタッフの休日数を年間5日間増やし、より休みやすい環境づくりに取り組みました。そのころ私も社員だったので、もっと休みたかったんですよ(笑)。社長と話し合い、思い切って休館日を設けることにしたんです。その結果、今では最大で9連休の取得も可能になり、海外旅行を楽しむスタッフも多いですね」
9連休は凄いですね!
多くの改善を行ってきた熊谷さんですが、まだまだ、これからもやりたいことがたくさんあるそうです。
「若いスタッフが多いので、これまで産休を取る人は少なかったのですが、結婚や出産などライフステージに変化も出てきたので、今後は女性が子育てなど、どういうバランスではたらきたいか、多数の選択肢を持てるような制度化を目指していきたいです」
こちらの会社では幹部の半数以上が女性ということもあり、
そういう環境整備に尚更注力が出来るんですね。
ところで熊谷さんはいつ総支配人になったのですか?
「入社4年目でした。それはもうアクシデントですよ(笑)。前の支配人が退社されて、その当時私はまだ主任だったのですが、社長から『やってみないか』と言われて。その時は迷いましたが受けて良かったです。周りのスタッフに助けられながら、なんとかやってきた感じです」
この施設では、運営に関わる全ての仕事を経験出来るそうですね。
「お客様に対応することは全員でやりながら、毎日やることを変えています。同じことをやるのが飽きちゃうんですよ(笑)。お互いが助け合うことで周りに優しくなれると思うんです」
早くから 役職に就くチャンスがあり、年2回の面談と透明性の高い人事考課制度で、成長とキャリアアップを支援しており、スタッフの個性も活かしているそうです。
「ちょうど今、金沢市内に割烹と旅館 が一緒になった新しい旅館を開業する準備をしているのですが、茶道やソムリエの資格の支援をしていて、そこで活躍してもいいし、『採用関連をやってみたい』というスタッフもいます。数字の分析が得意だったら、経営企画室で力を発揮することもできます。もちろん、マネジメントのプロを目指す道もあるでしょう。いろんな個性を持った人が、それぞれの良さを活かせるような会社にしたいと思っているんです」
宿泊の仕事って、個性が輝く場所がたくさんありそうですね。
「当社は『旅館業を長く発展させていきたい』という想いがあります。そのためには、『社員が幸せでなければいけない』と思っています。そのためにもグループ全体で、はたらき方の選択肢を創ることに意味があります。来年にはカフェが併設した旅館も開業する予定なのですが、カフェであれば子育て中の女性スタッフでも働きやすいかなって」
『夢や熱意があれば必ず叶えることができる会社』だと、力強く語ってくれました。
料理未経験から、
夢の舞台へ
次に登場したのは料理部門の上田 稜馬さんで、今年で入社5年目を迎えます。
料理人になったきっかけを教えていただけますか?
「祖父の知人がここで働いていて、声をかけてもらったのがきっかけです。やってみたらすごく楽しくて、専門学校に進むことなく、卒業後に入社しました」
料理の仕事は未経験だったのですね。
「はい、料理のイロハはここで勉強しました。若手の頃から色々やらせてもらいました。近江町から買った魚を家でおろして、練習もしましたね」
若手と言いますが、上田さんも若いですよね…?
「はい、23歳です(笑)。」
とてもしっかりされていますね。
お仕事では、賄い飯を作ることもありますか?
「ここは、従業員向けに賄い専門の社員食堂があるので、皆そこでお昼を食べています。
とても美味しいですよ」
賄い専門の社員食堂があるのはいいですね!
今は朝食を担当しており、6時に出勤し退勤は大体15時。
残業もあまりなく、休みもしっかり取れているそうです。
休日はどう過ごしていますか?
「時々、いい割烹屋さんに後輩を連れて勉強に行きます。僕も先輩にしてもらったので。あとは美術館にも行きます。器とか盛り付けなど、すごく参考になるんです」
上田さんは後輩想いで、勉強熱心ですね。
どんな料理人になりたいと思っていますが?
「最終的には自分のお店を持ちたいです!そのためには色んなお店を巡り、これからも学び続けていきたいですね」
先ほど熊谷さんから、割烹旅館をオープンするお話を伺いました。
「そこはもちろん密かに狙っています(笑)。割烹は自分が目指しているところでもあるので、やってみたいですね!」
キラッと、目が輝きましたね!
上田さんなら活躍されそうです。
ところで、会席料理の内容はどのようにして、決めているのですか?
「献立は料理長が考えて、それをみんなで作るスタイルです。お品書きをもらい、一旦、自分なりに作ってみて、料理長がチェックして手直しをします」
珍しいスタイルですね!
「そうですね、普通は料理長が作ったものをみんなで分担して作りますが、ここは、一旦自分なりに作らせてくれるので、自分の経験にも役立つし、腕を磨く機会にもなるので、その点はメリットだと感じています」
上田さんは、全てのお品書きを将来自分で献立を作るときのため、保管しているそうです。
最後に職場の好きなところをお聞きしました。
「ここの調理場は20代も多く、接客サービスさんもみんな若いので、活気があります。年齢が近いので相談もしやすいですし、この会社は色々とやらせてもらえるのが、好きなところですね」
上田さんのように、料理の専門学校に通っていない未経験の方も
チャレンジできる百楽荘の調理場に、あなたも参加してみませんか。
未知なる土地で出会った憧れを力に
私が輝く場所
最後にお話を伺ったのは、奈良県出身で北海道の大学を卒業後、新卒で2023年に入社した
フロントの福本 凪さんです。
元々、人と接することが好きだった福本さんは、サービス業を中心に就職活動を進める中で、とある就職フェアに足を運びました。
「オンラインの就職フェアで、その時に入ったブースが『百楽荘』だったんです。そこにいた採用担当がとても熱い人で、他の会社の人とはちょっと違うなって感じたんですけど、それが熊谷さんだったんです(笑)。」
そうだったんですね!
「その時に、就職活動について、色々アドバイスをいただけただけでなく、同じ県外出身という共通点もあり、とても親近感が湧きました!」
そういえば先ほど熊谷さんが話していた、
『採用をやりたい』というのは、福本さんですか?
「はい、そうです。元々、人を教えるのが好きなのと、当時採用担当をしていた熊谷さんがきっかけで入社したこともあって、私もそうなれたらいいなって。熊谷さんは私にとって憧れの人なんです」
職場に憧れの方がいるのは、とても素敵ですね。
次の就職フェアでは、福本さんに憧れて入社を決める方も出てきそうと感じます。
実際、金沢に住んでみていかがですか?
「暮らしやすさでは、今までで一番かなって思います。人の温かさも感じますし、街がコンパクトなので生活もしやすいんですよ。それに、魚の新鮮さも金沢が一番です!」
奈良のご家族はこちらに泊まったことはありますか?
「スタッフ優遇宿泊制度を使って、家族と一緒に泊まりました。私も一緒に泊まるので、お客さま目線で感じることも多々あって、ゲームラウンジもこうやって遊ぶんだって気付きました(笑)。」
ご家族と宿泊できる割引制度、とても魅力的ですね!
先ほどの熊谷さんもこれまでたくさんのことを改善されてきましたが、
福本さんはどうですか?
「毎日行動しています。終礼があるので、その日あったことや、お客さまに対しての改善点など、
細かなところから、プラン内容などの大きいところまで報告して、毎日スピード感を持って改善や変更を行っています」
そういう努力がお客様からの高評価にもつながっているんですね。
ところで、採用のお仕事は日々の業務と併用しながら行っていくのですか?
「業務は3つに分かれていて、『毎日やる日課業務』と、『担当業務』、『専門業務』があります。採用の仕事は『担当業務』の一環でやっています。『専門業務』は、館内の調度品の管理とか、在庫や料金のコントロール、スタッフのマネジメントなど、主に幹部クラスがやることが多いです」
今後目指すキャリアや、やってみたいことはありますか?
「マネジメント面をやってみたいですね。実は、もう一人憧れている女性の支配人が金沢にいまして、その方はよく話を聞いてくれて、色々な相談に乗ってくれました。スタッフとの関わりを大切にする幹部の方が多いので、私もそういう存在になれるようになっていきたいです」
親身になってくれる幹部の方が多いのは素敵ですね。
福本さんから見て、社長ってどんな方ですか?
「社長は旅館だけでなくコンサルティング会社も経営されているので、最初は敏腕なイメージがあったんです。でも、新年会では誰よりも楽しんでいたり、雪かきも率先してやってくれたりと、すごく親しみやすくて、話しやすい方です」
最後に、職場の雰囲気をお聞きしました。
「百楽荘って、毎日仕事の内容が変わるので、本当にスピード感があるんです。入社する前は、旅館って古いしきたりが残っていて、女将さんが厳しく仕切っているイメージだったんですよね。でも実際は、良い意味で予想を180度裏切られました。自分のアイデアでどんどん変えていくことが出来るし、毎日ワクワク感がある職場だと感じています」
「百楽荘」では、社員のワークバランスを大切にしながら、一人ひとりの個性や、挑戦を応援する環境が整っています。あなたも、この自由な発想と成長の機会にあふれた職場で、新しい一歩を踏み出してみませんか?
(取材・執筆)中所 いづみ
もしも、この宿ではたらいたら?
近隣情報
- 家賃相場
- 1K~1LDK(4.7万~7.5万)
- 買い物
- コンビニ、スーパー(車で約20分)
- その他施設
- 金沢市住宅街エリアより車で15分程度で通勤可能。
24H営業のスーパー、コンビニ、飲食店、学校等生活に必要な施設は充実しています。 - 交通情報
- 金沢駅から、送迎バスで約35分、路線バスで約45分
自治体情報
ギャラリー
基本情報
数字で見る
-
平均残業時間
20時間
-
年間休日
110日
-
平均勤続年数
5年
-
スタッフ数
70名
-
平均年齢
28.0歳
- 企業名
- プリスリゾート株式会社
- 企業所在地
- 〒920-1122
石川県金沢市湯涌荒屋町92 - 施設名
- 金澤湯涌温泉 百楽荘
- 客室数
- 24
- 従業員数
- 70
- 設立
- 2017年12月1日
- 家賃補助
- あり
- アクセス
-
よくある質問
面接オンラインでも可能でしょうか。
はい、オンラインでの実施も可能です。
新店舗での勤務は可能でしょうか。
はい、新店舗での勤務も可能です。選考の中で適正や意欲を踏まえて決定します。
未経験でも可能でしょうか。
はい、可能です。実際に異業種から入社し活躍している社員が多数います。
前職以上の年収を保証して業務を設計するとはどういう意味でしょうか。
希望をふまえて決定しますが、基本的に前職の年収以上となるように役職、役割、業務内容を柔軟に設計します。詳しくは面談や選考過程でお伝えします。
面接選考前に面談は可能でしょうか。
はい、可能です。まずはお気軽にご応募くださいませ。