リゾート/観光ホテル
ホテルジャパン下田
40年の信頼と実績 会員制リゾートの未来を、下田のホテルから
- フロント
- 接客/サービス
- 支配人
- 調理人/厨房
- 経理/財務

南伊豆の最南端に位置する下田市は、エメラルドグリーンの海、白い砂浜、そして開国の歴史が息づく魅力的な港町。日常を忘れ、心身ともにリフレッシュできるこの特別な場所で、来年40周年を迎える会員制リゾートホテル「ホテルジャパン下田」で共に未来を築く新たな仲間を募集していると聞いて、やってきました。

夢見たリゾートホテルで
世代をつなぐ、働く場所がここにある
すごい景色ですね!
まるで海外のリゾートホテルに来た雰囲気です!
「景色、本当に素晴らしいでしょう!ホテルは40年近く経ちますが、建築家の吉村順三さんがイタリアのタイルや石など素材にこだわり抜いて建てたので、今も全く色褪せない雰囲気なんです」
そう言って嬉しそうに出迎えてくれたのは、このホテルで支配人を務める
武富 雅一さんです。
このホテルを運営する株式会社ジャパン・トータル・クラブは、1975年に会員制リゾートホテルの運営会社として設立されました。ここ下田のほかにも、日光、箱根、軽井沢など全国に8施設を展開し、今年で設立50周年を迎える、まさに会員制リゾート業界を牽引するリーディングカンパニーです。
武富さんはいつこの会社に入社されたのですか?
「実は今年の1月1日に入ったばかりなんです。以前もホテルや飲食の仕事を経験していたのですが、
その前は出版社に勤めていたんです」
出版社ですか!また全然違う業界にいらしたんですね。
「雑誌で食や旅行の編集をするうちに、料理やリゾートホテルに魅せられ、リゾートホテルの料理人を目指しました。ただ、『雑誌経験があるならマーケティングもできるだろう』と都内のホテルでマーケティングをすることになり、リゾートとは縁遠い生活でしたね(笑)。」
宿泊施設で企画やマーケティングの仕事をしてきた武富さんに『若い人を育て、サポートして欲しい』と声がかかり、かつて夢見た念願のリゾートホテルへ入社されました。
「今年で61歳になりますが、まさかこの年でリゾートホテルで働くことになるとは思いもしませんでした。しかも、人の育成で入社したはずが、今では支配人を任されるなんて、夢にも思っていなかったです(笑)。」
入ってわずか5ヶ月で支配人になった武富さんですが、
出版時代に培った企画の経験は今でも活かされているそうです。
「ここは一般のホテルとは違い、ジャパン・トータル・クラブに加入した方が利用するホテルです。
そこには、『俱楽部員の健康』、『生涯学習』、『出会い』という3つのテーマがありまして、それらを実現するための施設なので、様々な企画が大事になってくるんです」
カヤックの体験など下田の人たちとも連携を図りながら、
こうした企画や体験会は会報誌を通じて、クラブ会員の皆さまにお知らせしているそうです。
「クラブ会員の皆様が知的好奇心を満たし、人生の刺激になれるように、日頃からスタッフみんなで一緒にアイデアを出し合っています。以前サーフィンのインストラクターを持っているスタッフが、サーフィン教室をして大変好評でした。音楽やヨガでもいいですし、何でもいいので、そういう特技や経験がある方は大歓迎です!」
その他にこの会社やホテルの特徴はありますか?
「新しい会員の方も多いのですが、今年でクラブ自体は50周年を迎え、来年でこのホテルが40周年になります。ご両親と一緒に子供の頃に利用されて方が、結婚して今は親御さんになって利用される方も多いです。3代、4代続いて利用されていいて、こういう形で歴史がつぐまれているホテルは珍しいと思います」
支配人として、どのように働きやすい環境を作っていますか?
「正直にお話しすると、以前はネガティブなスタッフもいました。しかし、職場の慣習を見直し、環境を整えて働きやすい職場を推進した結果、徐々に若い人たちも意見が言いやすくなり、自然とそのようなネガティブな方がいなくなっていったんです」
その結果、新しいスタッフも加わり、
未経験の方でも働きやすい環境になったそうです。
職場環境の他に何か設けている制度はありますか?
「家族が泊まれる制度や系列の施設が利用できる社員割引があります。あとこのホテルには社員食堂があって150円で利用できるんですよ」
150円ですか、それは安い!
その他社内では、スタッフを対象とした表彰制度として、スマイル賞や貢献賞などあり、
これらの賞に選ばれた方は、本社にて表彰され、金一封が贈られるそうです。
最後に、今後武富さんが大切にしたいことを
お聞きしました。
「このホテルは、先ほどお話しした建築家の吉村順三さんが細部にまでこだわって設計したもので、まさに和モダンの先駆けといえる存在です。私はこれを文化遺産だと思っています。この価値を大切にしながら、新しいスタッフや若い世代の方々と力を合わせ、ホテルジャパン下田の新しいスタイルを共に築き上げていきたいと考えています」
伝統とその価値を未来に繋ぎ、新しいスタッフや若い世代と共に、
この歴史あるホテルに新たなスタイルを創造していく。
その熱い想いがとてもよく伝わってきました。
『やってみな!』
母のひと言がくれた勇気
次にお話をお聞きしたのは、こちらも今年1月に入社したばかりで、
現在はサービス部門でフロントを担当している福沢 帆乃花さんです。
ご出身は伊豆熱川温泉で、元々宿泊業に興味があって地元のホテルや旅館で、
清掃やフロント業務を経験されてきたそうです。
清掃からフロントまで幅広い経験をされて
来たんですね。
「フロント業務には憧れがあったものの、どこか敷居が高い仕事だと思い込んでいました。でも、ホテルで働いている母に相談したら、『やってみな!』と背中を押してくれて。それがきっかけで、地元の宿泊施設でフロントの仕事を始めることにしたんです」
同じ宿泊施設ですが、こちらは会員制のホテルですが
何か違いはありましたか?
「以前のところでは、OTA(オンライントラベルエージェント)の予約対応や、口コミ返信もやっていたのですが、このホテルは会員のお客様がお電話で予約される方が多いので、OTAの管理業務がないんです」
会員主体だから、そうですよね。
海外からの予約対応や料金コントロールもないから、
予約対応は比較的シンプルだそうです。
現在は地元熱川を離れ、下田で暮らしている福沢さんに
下田の魅力や好きなところをお聞きしました。
「海が綺麗なところはもちろんなのですが、このホテルは多々戸浜と入田浜に囲まれた立地なので、両方の砂浜から美しい海が眺められて、お客様も大変感動されます」
私も先ほど武富さんに案内していただき、ホテルの地下にある洞窟トンネルから
2つの美しい浜へ出られることに大変感動しました!
昨日レストランで、小さなお子さんとおばあちゃん、そしてご両親が3世代で楽しんでいる様子を
拝見しました。そういったお客様も多いのでしょうね。
「そうですね、『名義変更されて孫に引き継ぎたい』という方も多いですし、会員数も減らず、大人になっても来てくださるので。『初孫を連れてくるわね!』となんて言われると、私も本当に嬉しくなります」
お休みも取りやすく、残業も少ないとのことですが、
宿泊業界で働くことにまだ不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方々へ、ぜひメッセージをお願いします。
「私にはそういうネガティブなイメージは全然なくて、宿泊施設にはたくさんの部門があるので、接客よりは、清掃が合う人など人それぞれ、適した仕事が必ずあると思います。このホテルでは若い人の意見も聞いてくれますし、この業界も少しずつ変わってきていると思います」
本当に色んな仕事がありますもんね!
こちらでは、スタッフ同士でアイデアを出し合い、
季節ごとにロビーラウンジの装飾も手掛けているそうです。
今後の目標などありますか?
「私は数字が苦手なんですけど、ゴールド会員様とプラチナ会員様の割引率も違うので、もう少し早く対応できるようになりたいです。あとはレストランの仕事などもやってマルチに業務ができるようになりたいですね」
清掃のご経験もあるので、繁忙期にはベッドメイクなど
清掃のヘルプもできるのは心強いですね!
福沢さんの今後のさらなるマルチなご活躍を楽しみにしております。
出し惜しみはしない
料理はチームで作るもの
最後にお話を伺ったのは、和食部門の料理長代行を務める鈴木 勇也さんです。
鈴木さんは10年前に入社され、当初は東京・新宿にあったジャパン・トータル・クラブ
会員専用の和食専門店で勤務されていました。
その後、7年前に異動でホテルジャパン下田にいらっしゃったそうです。
料理人になったきっかけは?
「料理を始めたきっかけは、アルバイトをしていた飲食店でした。ちなみに、私は群馬県・前橋市出身で、実は泳げないので海はちょっと苦手なんです(笑)。」
釣りがご趣味だと書かれていましたよ!
「実は1、2回やっただけなんです。そう書いた方が印象がいいかなって(笑)。」と冗談を交えつつも、鈴木さんは続けます。
「でも冗談抜きで、下田はリゾート地ですし、移住者も多い。海も山もあるので、自然を楽しめる方にぜひ来ていただきたいですね」
料理人として10年になりますが、
昔は『見て覚えろ!』とか、修行も長いイメージがありますが。
「確かにそういう時代もありましたけど、今は限られた時間で仕事を終えなければならないので、やり方も変える必要があります。一人の職人に任せきりにするのではなく、みんなで分担して効率を上げて、誰もが同じようにできるようにならないといけないんです」
『お前はまだやるのが早い』とか、
技術など出し惜しみしている場合じゃないんですね。
「若い子が仕事もプライベートも充実できる職場を築いていきたいと思っています」
若い子というお話しですが、鈴木さんは
今、おいくつなんですか?
「今年で41歳になります。30って書いてもらっていいですよ(笑)。」
えっ!もっとお若い方だと思っていました。
「ここでは経験がなくても、料理を作ったり、食べたりするのが好きであれば、きっと馴染みやすい調理場だと思います。ここで学んで下田でお店を出したい人も大歓迎です」
昨日夕食を美味しくいただきましたが。
地元の食材も結構使っていますね。
「地産地消を大切にしているので、興味がある生産者がいれば一緒にスタッフを連れていくこともあります」
若いスタッフが「こんな食材を使ってみたい」「こんな料理を出してみたい」という
アイデアも、大歓迎ですか?
「もちろんです!まずは実際に作らせてみて、改善点があればアドバイスしますし、実際にメニューとして採用することもありますよ。みんなのアイデアや意見がなければ、厨房は回らないですからね」
海が苦手とおっしゃる鈴木さんですが、
そんな鈴木さんから見た下田の魅力とは何でしょうか?
「あくせく働いていた人が、自分を見つめ直したり、違うことにチャレンジしたり、やはり海が好きという方にはぴったりの街だと思います。下田の人たちはのんびりしていて、そのペースが好きな方には居心地がいいはずです。移住者も多いですし、競争意識よりも連帯感が強い街なんですよ」
今後やりたいことなどありますか?
「料理人とお客様がもっとコミュニケーションを取れるようにしたいですね。今は朝食会場で挨拶や会話する機会もありますが、私だけでなく他の料理人も、お客様とお互い名前で呼び合い、積極的に会話できる機会を増やしていきたいと考えています」
会員でもあるお客様はまさに家族のような存在ですもんね。
そういった関係性がさらに深まるのは素晴らしいことですね。
最後にどんな方に来てもらいたいか
お聞きしました。
「まずは下田という土地に興味を持ち、この場所を好きになってくれる人ですね。そして、この土地の食材や料理の作り方に興味を持ってくれたら、仕事のスキルは二の次で構いません」
鈴木さんもそうですが、今日お話を伺って、皆さんが本当に下田を大切に思い、
愛情を注いでいることが伝わってくる一日でした!
ホテルジャパン下田は、単なるリゾートホテルではありません。会員のお客様と、スタッフが
「家族のような関係」を築き、温かさが息づく場所です。
この唯一無二の場所で、私たちと共に、あなたの「好き」を仕事に、新たなキャリアを築きませんか。
(取材・執筆:水元 勇)
もしも、この宿ではたらいたら?
基本情報
数字で見る
-
平均残業時間
10時間
-
年間休日
105日
-
平均勤続年数
3年
-
スタッフ数
100名
-
男女比
6 : 4
-
外国籍の人数
4人
-
平均年齢
47.0歳
- 企業名
- 株式会社ホテルジャパン
- 企業所在地
- 〒415-0028
静岡県下田市吉佐美2131番 - 施設名
- ホテルジャパン下田
- 客室数
- 213
- 従業員数
- 112
- 設立
- 1975年
- アクセス
-
よくある質問
車での通勤は可能でしょうか?
可能です。従業員の8割が車通勤となります。
残業や休日出勤はありますか?
繁忙期やイベント時には発生する場合がありますが、シフト管理で負担が偏らないよう配慮しています。代休の取得も推奨しています。