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自分に合った就職・転職先の見つけ方

2024.05.07

宿泊業界への就職・転職を考えた時に悩むのが「自分にはどんなところが合っているんだろう…」ということ。宿泊業界の求人サイトを覗いてみるとたくさんのホテルや旅館の情報が掲載されていて、どこを見たらいいのかわからなくなってしまいますよね。そこで自分に合った施設を見つけるための、いくつかのポイントをご紹介します。
ちなみに、ここでご紹介する内容は業界内の傾向を大まかに捉えたものです。もちろん、個々の施設によって採用に対する考え方は違いますし、職種によっても事情は変わってきます。その上で、迷ったときのヒントとして参考にしてみてくださいね。

宿泊業界で働いた経験あり・なし、それぞれに合っているのは?

就職・転職活動でポイントのひとつになるのが「宿泊業界で働いた経験のあり・なし」です。一般的に宿泊業界では施設の分類によって採用の傾向に違いがあるといわれています。

外資系の施設は、新卒採用も行っていますが、割合としては経験者の中途採用や紹介による転職が多いようです。職種にもよりますが、即戦力として自分で考え行動することが求められる傾向にありますので、特に経験を生かしてバリバリ働きたいという人に向いているかもしれません。

国内チェーン系の施設は、新卒採用が多く、研修や教育制度が整っている場合が多いようです。中途採用では経験者の方がやや多い印象ですが、未経験者でも研修やOJT制度が充実している場合が多いので、不安があればそういった部分を確認するといいかもしれません。

国内独立系の施設は、新卒、経験者はもちろん、未経験者の採用にも積極的なのが特徴です。丁寧に人を育てる施設が多いので、未経験者でも働きやすいと感じるかもしれません。規模感にもよりますが、接客だけでなく調理場や施設整備の手伝いなどさまざまな仕事を経験できることも多いようです。

どうキャリアアップしていきたいかもポイントに

また就職・転職後のキャリアアップについても、考えておく必要があります。

例えば、接客の仕事を経験した上で将来的には、広報やマーケティング、マネジメントなどある程度明確にステップアップしたい方向性があるなら、そういった部署がしっかり設けられている大規模な施設を選ぶのが近道です。希望の職種を近くで感じることができますし、自分の仕事ぶりを見てもらい、場合によってはそれがきっかけで希望の部署にステップアップできるかもしれません。

逆に部署や役割がそれほどはっきり分かれていない小規模な施設では、一人がいろいろなことを経験できる良さがあります。最初は特に明確なビジョンがなくても、自分の強みが何かを発掘できるかもしれません。規模が小さい分、社長など経営者との距離が近く、仕事ぶりを近くで見てもらえるため評価してもらいやすかったり、直接コミュニケーションが取れることも多いのでそこで希望などを伝えやすかったりするというのもメリットかもしれません。さらにその強みを次の転職に生かすということもできます。

またこれ以外に、ひとつの職種を極めるという道もあります。例えばもしあなたがとても接客の仕事が好きなのであれば、ドアマンやコンシェルジュ、仲居などといった職種で接客の仕事をとことん極めて、そのスキルを武器にステップアップしていくということもできます。

このようにさまざまなキャリアアップの方法がありますが、宿泊業界ではキャリアアップのため転職を繰り返す場合が多く、正規の募集以外に紹介やヘッドハンティングも盛んに行われているようです。

語学力を生かした働き方をしたいなら、こんなところをチェック!

宿泊業界に就職・転職して、英語や中国語、韓国語などの語学力を生かしたいと考えている人もいるかもしれませんね。そのような場合は以下の2つの視点から検討してみるのがおすすめです。

1つは外資系の施設を検討すること。外資系の施設はインバウンドのお客さまが多いのはもちろん、総支配人やCEOなどが外国人である場合も多く見られます。そのため接客だけでなく、海外の本社に提出する報告書を英語などで制作するといった語学力が必要とされる場合もあるようです。

もう1つの選択肢が、箱根、河口湖、浅草などインバウンドのお客さまに人気高いエリアにある施設を選ぶようにすること。この場合、施設の案内から観光地の紹介など、とにかく接客での語学力が必要となります。語学力を生かした働き方という点では、こちらの方がより理想に近い働き方ができるかもしれません。

今回は、自分に合った施設の探し方についていくつかのポイントをご紹介させていただきましたが、いかがでしたか? ぜひ就職・転職活動のヒントにしてみてくださいね。

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