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【宿で働く人インタビュー】 子育てが落ち着き、自分らしく楽しく働きたい 赤城山-懐- サービススタッフ 藤生さん

2025.12.25

宿泊業界にはさまざまな特色を持つ宿があります。独自の特長や場所、雰囲気など、自分にあった施設や働きたいと思う施設が必ず見つかるはず。今回は、美容師や専業主婦を経て、愛犬と過ごせる宿に転職した藤生さんにお話を伺いました。

美容師や主婦を経て、自分らしく働ける職場を求めて転職

藤生さんが働く「愛犬と泊まれる古民家リトリート 赤城山-懐-」は、老舗旅館「旅籠忠治館」を全面リニューアルして2025年9月にオープン。藤生さんは「旅籠忠治館」時代から繁忙期などに清掃のお手伝いをするなどしていた縁もあり、開業の準備から関わり、そのままサービススタッフとして働いています。

「以前は月に1~2回、繁忙期にお掃除のお手伝いにきていました。リニューアルされることを知り、その新しい宿のコンセプトにも共感できたので、あらためてスタッフ募集に応募しました。元々、動物が好きで自然も好きで、本当に理想の環境というか、すべてが揃っているなと思いました」

そうしてオープン前の準備段階からこの宿の仕事に携わっているのだそう。

「開業の2か月前くらいから、宿のサービスで使うものを揃えたり、掃除の段取りのような作業のマニュアルを作ったり。私はパートなので正社員さんのサポートをするような立場でお手伝いしました。新しい施設のスタートにあたって、いろいろなことを決めるところから関わることができたのは、いい経験になりました」

リニューアルオープン後は、チェックイン・チェックアウトから食事の提供、清掃までマルチタスクを担当するサービススタッフとして引き続き働いています。

そんな藤生さんは、以前は美容師として働いていた経験が。その後しばらくは専業主婦をされていましたが、子育てが落ち着いたこともあり、あらためて自分らしく楽しい仕事ができる場所で働きたいと考えるようになったんだそうです。

「昔から細かい作業や髪の毛をいじるのが好きだったこともあって、専門学校に進み美容師として働いていました。その後、結婚してしばらく専業主婦をしていたんです。子どもが2人とも成人して、子育てが落ち着いたこともあって、自分の時間を作ってあらためて働こうと思いました」

ネットオークションサイトを運営する会社で働き、商品の写真を撮ってそれをサイトに掲載、売れた商品を梱包して発送するといった仕事をしていたことも。

「そこは実店舗もあったので接客もしていました。その後、美容師の経験を生かしてカラー専門のサロンでも働いたのですが、薬剤による手荒れがひどくなってしまい転職を考えるように…。そんなタイミングで宿のリニューアルと求人情報を知り、今に至る感じです」

新しい宿を作るおもしろさ。初めてのことも楽しみたい

自然が豊かで、ワンちゃんのいる、好きなものに囲まれた環境で生き生きとお仕事をされている藤生さん。前の宿でもお手伝いをされていたとはいえ、当時はお掃除のみだったため、本格的な宿の仕事に戸惑うことも。それでもその環境を楽しんでいるようです。

「新しい宿で働き始めてから、こちらのやり方を一つ一つ教えていただき、少しずつ覚えていきました。前職のカラーリング専門のサロンに勤めていたときも1人でお店を回す、いわゆるワンオペの経験もありましたので、そういう意味ではマルチタスクでサービス全般を担当するというのは、それほど大変には感じませんでした。業種は違いますが、そう考えるとこれまでの経験が今の仕事に生きているなと思いますね」

充実した毎日を過ごされていう様子ですが、特にやりがいを感じるのはどんな瞬間なのでしょうか。

「やはり旅館となるとお客様と接する時間が長いので、距離感など難しいと感じることは多いです。そんな中でもやっぱり『料理がおいしかったです』とか『すごくくつろげました』といったお言葉をいただくと、本当にうれしいです。あとは新しい宿なので、作り上げていく楽しさや初めてのことを習得していく達成感があります。作業の時間が短縮できたとか、新しいことが覚えられたとか、そういう喜びを日々感じることができています」

そんな藤生さんが心がけているのが、堅苦しくなり過ぎない接客。


「ワンちゃんをお連れのお客様が多いので、あまり堅苦しくなり過ぎないように心がけています。お客様やワンちゃんと接しながら少しずつ距離を縮めていきたいなと思っています。まだ全然できていなかったり、間違っていることもあるかもしれないんですけど、周りの方の接客を見ながら勉強していきたいですね。そうして自分がやってきた接客を生かしつつ、新しい自分なりのやり方を見つけていけたらいいなと思います」

逆に大変なことを伺うと「あまりないかも」と笑顔。

「すべてが初めてなので、できなかったり、わからなかったりするのが当たり前。自分は初心者ということが分かっているので、変なプライドなどは捨てて、とにかくわからないことは教えてもらいます。料理のことを覚えたり難しいこともありますけど、しっかり担当者とコミュニケーションをとるようにしています。一緒に働く人たちも気づいたことを指摘してくれたり、アドバイスをしてくれたりするので、とても助かっています」

新しくきた人にも楽しく働いてもらえる環境作りをしたい

最後に今後の目標をお聞きしました。

「基本的にはこれからも楽しく仕事をしていきたいです。でも、『楽しく』働くというのと『楽(らく)に』働くのは違うと思うので、自分だけ楽(らく)したいという考えは持ちたくないなと思っています。大変な人がいたらその人を助けたり声を掛けたりしながら、それを乗り越えることで団結力が生まれるんじゃないかと。そうやってみんなで楽しく働きたいと思います」

そんな藤生さんはどんな人と働きたいと思っているのでしょうか。

「やっぱり周りのことをちゃんと見てくれたり、自分で決める前に周りに確認したり、あんまり主張し過ぎるとちょっと輪が乱れちゃうかなと思うので。みんながどんな動きをしているのかとか、そういうことを見極める観察力のある人がきてくれるとうれしいです」

その上で「新しく来た人もすぐ仲間に入ってもらえるような環境作りをしたい」と思っているそうです。

「私は、人によって働き方や仕事に対するスタンスは違って当たり前だと思っています。仕事をどうするとか、家庭を大事にしたいとか、それは人によって全然違う。そういったことで苦労したり、不便さを感じるような人がいれば、そこは私が気付ける範囲でフォローしていきたいなと思っています」


自分らしく楽しく働ける場所を求めて転職。今は理想のその場所で生き生きと働いている藤生さん。条件ももちろん大事ですが、自分の好きなことや好きな場所、そういったものを基準に仕事を探すのもいいかもしれませんね。ぜひ仕事探しの参考にしてみてくださいね。

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