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支給率は一般企業並み、独自のインセンティブも! 宿泊業界の「賞与」事情

2025.11.21

12月は一般的に冬の賞与(ボーナス)が支給される時期。就職や転職の際に賞与の有無について気になる人も多いかもしれませんね。そこで今回は宿泊業界の賞与事情をご紹介します。

支給率は一般的な企業とあまり変わらない印象。支給額は業績次第

一般的に夏と冬の年に2回支給される賞与(ボーナス)。多くの人が就職や転職の際には、その支給の有無について確認する項目のひとつなのではないでしょうか。

宿泊業界でも多くの施設で、夏と冬に賞与が支給されています。例えば「もし宿」掲載施設をみてみると、その支給率は約66%。この数字を見る限りでは、一般企業並みと言えます。また一方で、大手のチェーン系の施設や外資系の施設の中には年俸制が導入されている施設もあり、そのような施設では賞与の支給はないといった場合も。

支給額に関しては業績によって変動する場合が多く、売り上げが良ければそれが賞与に反映され、逆にあまりよくない場合にはその年は賞与が支給されないということもあるようです。これに関しては宿泊業界でもそれ以外の業界でも同様ですね。

ちなみに、昨今ではインバウンド需要の高まりなどもあり、「特に今期は売り上げが良かったので」ということで、夏と冬の賞与とは別に、決算期に特別給が支給されるような施設もあるようです。ちなみに、このような特別給は正社員だけでなく、パートやアルバイトで働くスタッフにも支給されることが多いのだそう。

個人的なインセンティブがあるのが特徴

また賞与以外に、宿泊業界では個人的なインセンティブがあるのが特徴です。

例えば、毎年すばらしい接客をしたスタッフを投票やアンケートなどで選び、表彰するイベントなどを行っている施設も。そこで選ばれたスタッフには賞金や報奨金が支給されること多いようです。

それ以外にも、予約サイトの口コミでお客様からお褒めの言葉をいただいたスタッフに対してインセンティブを支給している施設や、お客様からの「心づけ」「チップ」をスタッフに分配している施設もあります。

このように自分の接客次第で報奨金やインセンティブなどがもらえる制度があると、働くモチベーションもあがり、接客スキル磨きにもより力を入れて頑張れそうな気がしますよね。実施している施設ではこのような取り組みについて、ホームページなどで紹介している場合が多いので、気になるならぜひチェックしてみるといいかもしれません。


今回は賞与と、それ以外の宿泊業界ならではの特徴的な支給金についてご紹介しました。給与はもちろんですが、こういった内容についても就職、転職活動の際はぜひしっかり確認したいところ。求人票でチェックするのはもちろん、不明点があれば面接で積極的に聞いてみるのがいいかもしれませんね。
 

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