
産休・育休の導入施設増。子育てをサポートし、長く働ける環境に
女性が長く働き続けるために重要な条件のひとつが、産休・育休制度の有無です。最近は、宿泊業界でも子育て支援に関する福利厚生の充実に力を入れている施設が増えていて、「もし宿」掲載施設でも半数以上の施設で導入されています(2025年8月現在)。
さらに産休・育休を経て、職場復帰後のサポートについてもさまざまな取り組みがされています。例えば、子どもの学校行事に参加するための休みを取りやすくしている施設や、宿にカフェなどを併設してそこで子育て中の時短勤務を可能にする施設など、子育てしながらでも働きやすい独自の仕組みが導入されています。
宿泊業界に就職、転職して長く働きたいと思うなら、このような制度の有無をしっかり確認するようにしましょう。また、制度が整っているほか、子育て中に働きやすい環境、雰囲気なのかも重要なポイント。気になるなら、採用面接の際などに「同じような子育て世代の人が働いているのか」や「制度以外のサポート体制」などについて積極的に質問してみるのがおすすめです。
未経験歓迎。支配人やマネージャーなどキャリアの幅も
これは女性に関わらずですが、宿泊業界は未経験者でも働きやすいため、他業種からの転職が非常に多い業界です。中でも飲食業、販売業など接客メインの仕事の経験者、美容系、介護系などのお仕事の経験がある場合も歓迎されます。
特に転職の際などは、その業界の経験がないとどうしても敷居が高く感じてしまいがちですが、その点についてはそれほど気にする必要はありません。もともと未経験者を受け入れる環境が整っているので、研修制度や現場でのサポートがしっかりしている施設が多く、すぐに仕事を覚えることができます。なので、未経験が不安…と感じているなら、心配せずにまずは飛び込んでみるのがいいでしょう。
また、就職・転職後のキャリアについても、女性の活躍の場が少しずつ広がっています。以前は宿泊業界における、女性支配人や女性マネージャーの存在は稀有でした。それが最近は少しずつですが増えてきており、現場はもちろん、宿泊施設の運営や経営に携わるという働き方も可能になってきています。働き方、キャリアの幅が広がっていますので、ぜひ興味があるなら目指してみるのもいいかもしれませんね。
女性ならではの目線、感性を生かして活躍
細やかな気配りができて、マルチタスクが得意、コミュニケーション能力が高い。一般的に女性はこのような能力が高いために、接客業への適性が高く、宿泊業界でも歓迎されています。
これ以外にも、女性ならではの目線や感性を生かして、活躍できるのも宿泊業界で働く大きなメリット。例えば、内装のデザインやインテリア、装飾などの提案、アメニティやお土産品などの開発、メニューや宿泊プランの作成などの分野でそのアイディアや能力を発揮している方が多くいらっしゃいます。元々は客室係として働いていた方が、現在では商品開発の担当にキャリアアップし、働いているという場合も。
このように女性ならではの感性やアイディアを生かして働けるのも、宿泊業界の大きな魅力です。気づいたことは積極的に提案することで、さらに活躍の場や仕事の楽しさが広がるかもしれません。
今回は、宿泊業界における女性働き方についてご紹介しました。今後もますます、女性の活躍の場は広がっていくと思いますので、興味があればぜひ一度求人をチェックしてみてください。
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