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まずはこれを丸暗記! 宿泊業界で働くなら覚えておきたい接客英語
2025.06.18
ビジネスマンからファミリー、インバウンドまで利用客の層が幅広いビジネスホテル。施設によって朝食の提供を行うところもありますが、メインダイニングのようなレストランやカフェ、バー、ショップなどがないところがほとんどです。施設やサービスがシンプルで、宿泊客も出張や観光などの目的メインで、ホスピタリティよりもコスパや利便性などを重視して利用する人が多いのが特徴です。
施設がシンプルなため、フロントと清掃、朝食の提供などがメインの業務となります。施設によっては、清掃を業者に外注していたり、朝食は専門にパートさんを雇っていたりするため、主な業務は実質的にフロントのみとなっているような施設もあります。ホテルに関わるさまざまな仕事を経験したいという人よりも、特に業務内容や接客がシンプルな仕事を希望する人に適した職場と言えるかもしれません。
メインとなるフロント業務に関しても、コロナ禍以降、非対面・非接触でのチェックインやチェックアウトができる施設が増えています。自動チェックイン機や精算機を導入するほか、客室にタブレットを設置し宿泊客とのコミュニケーションに活用することで、スタッフの接客を最低限にしている施設も。
このような流れは、スタッフとの接触を少なくしたいと思う宿泊者に好評で、これからも導入する施設は増えていくかもしれません。自動化、DX化の効果として宿泊客の対面のわずらわしさ軽減、スムーズな手続きが可能になるのはもちろん、施設スタッフの労働時間の短縮にもつながっています。
システムの導入やアウトソーシング化などを積極的に進めることで、スタッフの夜勤や残業のない施設も増えてきているのだとか。確実に業務の効率化と働き方改革が進んでいる印象のビジネスホテル。事情があって、宿泊業界でも残業や夜勤を避けて働きたい場合は、条件にあわせて働ける施設が見つけやすいかもしれませんね。
また前述の通り、ビジネスホテルは旅館やシティホテルなどの施設に比べると、シンプルな接客スタイルの施設が多くなります。そのため、接客未経験者でもハードルが低く、新たに宿泊業界で働きたいという人でも飛び込みやすい環境と言えます。
特にチェーン系のビジネスホテルであれば、指導環境やマニュアルなどが充実している場合が多いので、すぐに現場に出る場合でも仕事を覚えやすいかもしれません。さらに各地に施設があるようなチェーンであれば、家庭の事情による引っ越しなどがあった場合も異動して働き続けることができるので、その点も大きな魅力ですね。
宿泊業界の中でも特に業務の効率化が進んでいる印象のビジネスホテル。接客の機会が少ない分、的確でスムーズな接客が求められますが、そのようなシンプルな接客がしたい、未経験なのでそういった施設で経験を積みたいという人には最適かもしれません。気になったら、ぜひ求人をチェックしてみてくださいね。