
仕事
都市部でワンランク上のホスピタリティを提供するシティホテルの仕事
2025.03.27
宿泊業界で働く人の多くが一番の仕事のやりがいとして挙げるのが、お客様からいただく感謝の言葉。直接、接客した際に「ありがとう」の言葉をいただけるのはもちろん、チェックアウトの際や後日あらためてお手紙をいただくことも多いのだとか。そのようなお客様の言葉に大変な仕事も報われ、この仕事をしていてよかったと感じる人が多いようです。
またお客様だけでなく、地域の人たちや同じ宿泊業界で働く人たちなど、人との交流の多さも仕事の魅力となっています。例えば、施設の周辺観光地に関わる人たち、その土地の特産品、名産品の生産者さん、同じエリアの宿泊施設で働く人たちなど、意外と横のつながりが強いのが特徴です。時には地域活性化のために協力して取り組むこともあるので、町おこしなどの事業に興味がある人にもおすすめの仕事と言えるかもしれません。
宿泊業界の仕事というと、接客のイメージが強いかもしれませんが、実はその仕事内容は多岐にわたります。
例えば、新しい施設の開業に関わることになれば、不動産の知識が必要になります。そのための資金調達や関係する数字をきちんと見ることもできなければなりません。客室作りにあたっては、設計やインテリアの知識も必要です。また、施設を運営するにあたってはマーケティングに関する知識も重要ですし、近年はウェブやSNSに関する知識も重要になっています。料理全般やお酒に関する知識、テーブルマナーやさまざまな作法についても身につける必要があります。
このように宿泊業界で働く中で幅広い知識を身につけ、経験を積むことができます。そのため、宿泊業界の仕事を一通り覚えると、どの業界でも役立つスキルが身につけられると言われているほどです。
特に今の宿泊業界は過渡期。働き方の変化も大きく、新規開業も盛んな時期です。新規開業は新しい施設を作るおもしろさ、やりがいがあるので、そんな施設の求人を探して応募してみるのもおもしろいかもしれません。
宿泊業界の求人でよく目にする「未経験者歓迎」の記載。これって本当なの?と思うかもしれませんが、現在の宿泊業界は本当に未経験者や異業種からの転職者に対してウエルカムな雰囲気があります。
それは、宿泊業界自体が変わろうとしている雰囲気があることが大きいかもしれません。宿泊業界の人が知らないような知識やスキルを持っている人が入ってきて、気づくこと、改善できることがたくさんあるので、そういった人がどんどんきて活躍してほしいというのが業界内のリアルな声のようです。
実際に不動産業の営業、IT業界、美容業界など幅広い業界から転職して活躍している人が多くいます。営業職であれば前職の経験を宿泊業界でも生かせますし、IT関連の知識はHP制作や予約システムの構築などの際に活躍することができます。また美容の知識を生かしてアメニティのプロデュースをするなど、それまでの知識や経験で生かせないことはないのでは?と思うほど、幅広い経験を生かせるのが宿泊業界の仕事の大きな魅力のひとつです。
今回は宿泊業界の仕事のやりがいと魅力についてご紹介しました。一般的なイメージよりも柔軟で間口が広いのが、今の宿泊業界。少しでも興味が沸いたらぜひ、求人をチェックしてみてくださいね。