仕事
先輩たちが新人時代に実践してきた、接客スキルの磨き方
2024.11.01
就職・転職活動でまず見るのが求人票です。労働条件はもちろん、施設の雰囲気やPRポイントなどさまざまな情報が書かれています。
仕事に応募する際はこれを確認していると思うのですが、それでも入社後に「思ったより勤務時間が長い」「残業が多かった」「休みが取りにくい」などといった状態に陥ってしまうことがあります。でも少しポイントを押さえてチェックできれば、このようなミスマッチをできるだけ事前に回避することができるので、ぜひ実践してみてください。
細かい項目の前に、まず求人票全体を見るときのポイントです。全体的に曖昧な書き方が多い、表現が漠然としていて具体性に欠けるような施設は少し注意が必要。例えば、具体的な金額や時間に関する記載がない、「~を考慮する」「優遇」のみで基準や制度について明確に書かれていない場合は、気を付けた方がよいかもしれません。
「何が書いてあるか」も重要ですが、実はそれ以上に注目してほしいのは、実は「書いていないこと」です。記載事項がとにかくシンプルで書かれていないことが多い求人票というのは「それ以上書くことがない」「(マイナスになるので)あえて書いていない」のかもしれません。一度そのような視点で求人票を確認してみてください。
多くの場合、給与は「●●円~」といった記載が一般的。残業代、賞与、昇給制度などについても具体的な記載があるかどうかを確認しましょう。「残業代支給」「賞与あり」「経験者優遇」などといった曖昧な表現をされている場合は、制度としてあるのかの確認を。「固定残業代は時間外労働の有無にかかわらず20時間分を支給し、20時間を超える分は追加で支給」「賞与年2回」「昇給あり(評価に基づき年1回)」など、担当者の裁量ではなくきちんと制度化されていることが重要です。
宿泊業界の勤務時間は、夜勤を含むシフト制であることがよくあります。シフト制といってもその組み方はさまざまなので、「シフト3交代制」などとあいまいな記載ではなく「①●時~●時 ②●時~●時 ③●時~●時 3交代制」と具体的に書いてあると安心。また、残業や休日に関しても「残業月●時間以内」「週休2日、年間休日●日」といった記載があるかもポイントです。
企業として一般的な福利厚生ばかりが並んでいるという施設もありますが、よく見比べてみると独自の制度や手当が手厚いなど、従業員のことを考えている施設なのかどうかがわかってきます。資格制度があるなど、積極的にスキルアップを支援している施設もあるのでそのような記載にも注目してみてください。
施設や仕事内容に魅力を感じても、求人票に曖昧な部分があって不安という場合には、その点を面接でしっかり確認するのがおすすめです。それ以外にも求人票でわからなかった点は積極的にどんどん質問しましょう。
例えば、「年間の休日数」や「有給休暇あり」となっていても、「連続休暇や長期休暇の取得は可能か」「夜勤で早朝まで働いた場合、退勤後を休日としてカウントされないか(施設によっては休み扱いにしているところも)」なども聞いてみるといいでしょう。また「制服は貸与なのか自前(スーツなど)なのか」「マイカー通勤OKなのか」など細かいけれど、毎日の勤務に関わってくることも確認するのが◎です。
いかがでしたか? このようなポイントを参考に、ぜひあらためて気になる施設の求人をチェックしてみてくださいね。