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あなたの目指す働き方は? 宿泊業界でのキャリアアップ

2025.11.06

一般的な企業でのキャリアアップに比べると、そのビジョンがイメージしにくいのが宿泊業界。あまり決まった形がない分、やる気や頑張り次第でさまざまなキャリアアップができるのが魅力です。今回は、そんな宿泊業界のキャリアアップについて解説します。

自分がどのような働き方をしたいのかをイメージ

宿泊業界でのキャリアアップと言われても、具体的にイメージできない人が多いかもしれません。

施設によってさまざまですが、例えば、チェーン系や比較的大規模な施設では、一般的な企業のように課長や部長などの役職が設けられていたり、しっかりとした人事評価制度を採用していたりするところも。一方で、小規模な施設や個人経営の施設では、役職が必ずしも明確に設けられていない場合もあります。ただし、中には規模が小さくても役職をきちんと明確化しているところもあり、施設ごとに違いがありそうです。

ただ、制度として整っていないからと言ってキャリアアップの道がないということではありません。逆にやる気や仕事の成果次第で、経験や年齢に関わらず、重要な仕事を任されるということもよくあります。

あまり決まったキャリアアップのルートがない分いろいろな可能性があり、実際に現在、宿泊業界で働く先輩方を見ても多様なキャリアを築き、活躍されています。

宿泊業界でのキャリアップについて考えるなら、まずは「自分が将来的にどのような働き方をしたいのか」について考えてみることが重要です。ずっと現場でお客様と接する仕事をしたいのか、接客を極めプロフェッショナルを目指したいのか、施設の運営や経営などに関わる仕事がしたいのか…。どこを目指すのかによって、そのための働き方、ステップアップの仕方も変わってきますので、ぜひ考えてみてください。

現場主義で、その道のプロフェッショナルを目指す

宿泊業界でのキャリアアップには、大きく分けると「現場でプロフェッショナルを目指す」「施設の運営や経営などに関わる」という2つの働き方があります。

「現場で接客一筋」というと、キャリアアップではないのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、宿泊業界では、接客を極め、同じ宿泊業界で働く人からも一目置かれるようなプロフェッショナルが存在します。

ンシェルジュや仲居、ソムリエ、バーテンダーといった仕事に多くみられ、高いスキルがあることで、施設内で評価され昇給が望めるのはもちろん、より良い条件でほかの施設にヘッドハンティングされることも。もちろん自ら転職する際も、転職活動を有利に進めやすくなります。

そのためにはスキルアップが重要で、施設で行われる研修や勉強会に積極的に参加するのはもちろん、資格取得や語学力アップのために日々勉強することも重要になってきます。

大きな視点で施設の運営、エリアマネジメント、新規開業に携わる

もうひとつの方向性として、施設の経営に携わるポジションを目指すという方法があります。

この場合は、フロントやレストランなど接客の仕事はもちろん、予約やレベニューマネジメント(価格調整)といった裏方にあたるようなさまざまな仕事を経験し、施設全体を運営するために必要な知識やスキルを身につけることが必要になります。

例えば、施設のマネージャーや支配人として施設運営のかじ取りを行う、宿泊プランや飲食フェアなどの企画に携わる、施設のリニューアルの計画を取り仕切るといった施設全体に関わる仕事などがあります。また複数施設を運営するチェーン系の施設であれば、エリア全体のマネジメントを担ったり、新しい施設の開業のプロジェクトチームだったりに加わる場合もあるかもしれません。

このような働き方を目指すなら、接客だけでなく、施設運営全体に関する知識やリーダーシップ、さらには携わる仕事によって経営、マーケティング、資金管理、不動産などの知識も身につける必要があります。


宿泊業界でのキャリアップについてご紹介してみましたが、いかがでしたか。どのような働き方を目指すのかによって、就職・転職にどのような施設があっているのかも変わってきます。それを考えながら、求人を探してみるといいかもしれませんね。

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