仕事
勤務時間は? 休日は? 気になる宿泊業界の労働条件事情
2024.12.13
就職や転職の際に労働条件などと同様に気になるのが、「一緒に働くのはどんな人たちだろう」「同世代の同僚はいるだろうか」ということではないでしょうか。宿泊業界というと、年配の方が多く働いている施設が多いと思いがちですが、実は最近は若い世代のスタッフの割合が増えていて、より幅広い世代が活躍する業界へと変化してきています。
実際、当サイト「もし宿」掲載施設のデータ(2024年11月現在)を見てみても、働くスタッフの平均年齢は40.5歳。最も平均年齢が若い施設では28.8歳と30歳以下の施設もありました。
これは一般的な企業の平均年齢と比べてもかなり若い印象。国税庁の調査(令和4年分 民間給与実態統計調査)を見ても、日本の給与所得者の平均年齢は47.0歳(男性47.1歳、女性46.9歳)と、「もし宿」掲載施設の平均よりも高いことがわかります。
以前に比べて、宿泊業界で働く20~30代が増えているだけではなく、各施設で重要なポジションで活躍する人が増えてきているのも大きな変化のひとつです。
例えば、新しい宿泊プランやレストランのメニューなどの開発、SNS運用など、宿泊業界での経験の有無に関わらず、新しいアイディアを形にしたり、情報発信をしたりといった分野などで若い人の活躍が増えている印象です。
ほかにも英語や中国語などの語学力を生かしたり、デザインなどほかの仕事で身につけた技術を発揮したり、自分の強みや得意なことを生かして働ける環境が多くあるので、未経験者でもどんどん自分からアピールしていくとよいかもしれませんね。
宿泊業界では、よい提案を積極的に取り入れたり、年齢に関わらずやる気がある・能力が高い人には大事な仕事をどんどん任せていく傾向にあるので、ぜひやってみたいことがあるなら臆せずチャレンジするといいかもしれません。
一方で、ベテラン世代もしっかり活躍しています。年齢に関わらず、異業種からの転職者を受け入れる間口が広いので、さまざまな経歴を持つ人が、多く活躍できるのが宿泊業界の魅力かもしれません。
長年、飲食店などで働いていたというような接客業の経験者はもちろん、元一般企業の営業マンだった、ずっと専業主婦だったという方など、さまざまな経歴の人が転職して多く活躍しているのが印象的です。
最近の宿泊業界の年齢事情についてまとめてみましたが、いかがでしたか? 以前よりも若い世代の活躍が目立つようになってきた一方で、ベテラン世代の転職者もどんどん受け入れる、より職歴や宿泊業界での経験に関わらず活躍できるように変化しています。興味があれば、ぜひ求人などチェックしてみてくださいね。