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仕事

いくつ分かる? ホテルや旅館でよく使われる業界用語 Part2

2026.01.08

ホテルや旅館の現場では、略語や専門用語が日常的に飛び交っています。
前回に続き、今回も現場でよく使われる業界用語をピックアップしました。
意味を知ることで、仕事の流れや先輩の指示がぐっと理解しやすくなります。

明日は満室だから、アサインを早めに確定させておこう

アサインとは「割り当てる」という意味で、宿泊施設では 予約されたお客様にどの客室を割り当てるか決める作業 を指します。部屋タイプ、眺望、禁煙・喫煙、連泊、アレルギー対応、団体利用など、さまざまな条件を考慮して部屋を埋めていきます。単に空いている部屋をあてがえばよいわけではなく、翌日の稼働や清掃スケジュール、他の予約との組み合わせも踏まえ、最適な配置を組む“戦略的な業務”です。満室日に近づくほど難易度が上がり、現場の経験値が問われるため、フロントスタッフにとって非常に重要な仕事の一つです。

宿泊者情報が空欄だね。これ、お化けかもしれないね

お化けとは、宿泊業界で 「実在しない予約」「誤って入ってしまった予約」「記録上のみ存在している予約」 のことを指す専門用語です。予約台帳やシステム上では予約が入っているのに、実際にはそのお客様が存在しない、連絡が取れない、予約経路が不明…といったケースで使われます。

各階パントリー(Pantry)で、清掃カートの在庫補充をお願いします

パントリーとは リネンやアメニティ、清掃用具を保管する小部屋 のことです。客室清掃を担当するハウスキーピングスタッフにとって、ここは作業の効率を左右する重要な拠点です。清掃カートの補充、在庫の管理、緊急リクエストへの対応など、さまざまな業務がパントリーを中心に回ります。新人さんはまず「どこに何があるか」を理解し、迷わず取り出せるようになっておくと、作業スピードが格段に上がります。

15時になったので、C/I C/I(チェックイン)の準備お願いします。10時台にC/O(チェックアウト)集中しそうですね!

C/I(チェックイン)、C/O(チェックアウト)は、ホテルや旅館で最も頻繁に使われる略語です。現場では「シーアイ」「シーオー」と呼ばれることが多く、フロントではほぼ日常語として浸透しています。チェックインはお客様を迎える最初の接点、チェックアウトは滞在を締めくくる重要なタイミング。どちらも予約情報の確認、精算、客室状況の把握など多くの業務が絡んでおり、時間帯によってフロントの忙しさや人員配置が大きく変わります。

今夜のフロントのインチャージ(In charge)は〇〇さんです

インチャージとは「担当している」「任されている」という意味で、宿泊施設では その時間帯・その部署の責任者 を指します。シフト制で動く現場では、誰が判断権を持っているかを明確にしておくことが欠かせません。トラブル対応やお客様からの要望、設備の不具合など、判断が必要になる場面は少なくありません。そうしたときに最終的な判断を担うのがインチャージであり、現場を円滑に動かすための中心的な存在となります。

業界用語は、最初から知っていなくてもまったく問題ありません。現場で使われる言葉には、それぞれきちんと意味があり、仕事をスムーズに進めるための工夫が詰まっています。少しずつ覚えていくことで、自然と仕事の流れがつかめるようになります。
 

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