share 記事をシェアする

未経験も歓迎! 変わりつつある宿泊施設「調理場」の仕事事情

2025.02.17

宿泊客に夕食や朝食を提供する調理場の仕事も、宿泊施設を支える大事な仕事の一つです。なんとなく、上下関係が厳しそう、仕事がきつそう…といったイメージを抱きがちですが、最近はそんな雰囲気も変わりつつあるのだとか。今回はそんな宿泊施設の調理場の仕事事情についてご紹介します。

「調理場」と一言でいってもさまざまな仕事がある

ひと言に宿泊施設の調理場と言ってもさまざまなタイプがあります。例えば旅館の調理場であれば夕朝食の調理がありますが、ホテルであれば朝食のみの施設も多くあります。また施設内に結婚式場やバンケットルーム(宴会場)などがある場合は、パーティー料理の調理も担当します。

このようなタイプにあわせた働き方となっている場合が多いので、就職、転職活動の際には勤務状況や仕事内容について求人情報でしっかりチェックするようにしましょう。また正社員だけでなく、調理補助としてアルバイトやパートスタッフさんが活躍している施設もたくさんあります。

さらに調理場というと、専門学校などを卒業して資格を持っていないと働けないのでは…と思う人も多いかもしれませんが、現場には料理長をはじめ、調理師免許や衛生管理者といった資格を持った人が必ずいますので、特に資格がなくてもその管理の下で問題なく働くことができます。

求人としても、資格なしでもOK、未経験歓迎という施設が多く、「料理が好きなので関わる仕事がしたい」「働きながら将来的に資格の取得を目指したい」という未経験者でも飛び込みやすい仕事だと思います。

働きながら資格が取れる、短期間で技術が身につく! 多くの若手が活躍中

宿泊施設の調理場で働く魅力のひとつに、幅広いジャンルの調理を経験できるということがあります。例えば、夕食は懐石料理、朝食はビュッフェスタイルの宿であれば、和食はもちろんビュッフェ用に洋食や中華など多ジャンルの調理を身につけることができます。それ以外に、食材の仕入れなど調理周りのさまざまな経験できることも。特に未経験や調理初心者であれば、そのような施設でまずはさまざまなことを経験し、技術を磨くというのもいいかもしれません。

また和食を極めたい、フレンチを極めたいなど明確な目標があれば、そのジャンルで有名な施設に就職することで、より深く勉強したり腕を磨いたりすることができます。もしその後に別の施設に移ることや独立したいと考えた場合にも、有名な旅館やホテルの調理場で働いた経験があると、料理人として箔が付く場合も多く、さらにそこからキャリアアップしやすくなります。

以前は仕事がきつくて、上下関係が厳しいという昔ながらの調理場も多かったようですが、最近ではそのような雰囲気は変わりつつあります。特に最近は若いスタッフが多く働く、チーム感のある調理場が増えているそう。施設によっては、そのような若手スタッフの活躍を後押しするために、社内で新メニューのコンテストや勉強会などを積極的に開催しているところも。また未経験者には働きながら資格取得をサポートしてくれる施設もあります。

福利厚生の充実や寮完備の施設が多いのも魅力

同じ料理の仕事でも街の飲食店や居酒屋などに比べると勤務時間がきちんと決まっていて、不規則になりにくい点もメリットかもしれません。これは宿泊施設の朝食や夕食の時間が明確に決められている場合が多いためです。あわせて、繁忙期などを除けばお休みも制度としてしっかり取れるようになっています。勤務時間や休日などについて気になる場合は。求人情報でしっかり確認してくださいね。

さらに施設の規模などにもよりますが、社員の福利厚生が充実しているところが多いので、そういった面で魅力を感じる人も多いかもしれません。また施設の近くに寮を完備しているところも多いので、特に仕事に慣れるまではそのようなところが利用できると、安心かもしれませんね。


以前に比べると働き方や雰囲気などが大きく変わりつつある、宿泊施設の調理場の仕事。もし食や料理に関わる仕事に興味があるなら、ぜひ一度、求人をチェックしてみてください。

RELATED ARTICLES 関連する施設