宿泊特化型

Tマークシティホテル東京大森

ツーリストをもてなすだけでなく、 はたらく人たちもハッピーに

  • フロント
  • 経理/財務

本日は京浜急行本線で大森海岸駅にやってきました。駅を降りて徒歩1分の場所にあるのが、2018年に開業した「Tマークシティホテル東京大森」です。こちらのホテルを運営しているのが「株式会社アレグロクスTMホテルマネジメント」で、北海道や金沢で4つのホテルを運営しています。ホテル名にある「T」は“ツーリスト”をもてなす”という意味が込められているそうです。


ホテリエが創る、
ホテリエのためのホテル

最初にお話をお伺いしたのは、こちらのホテルで総支配人を務める内海 光義さんです。
内海さんは学校卒業後に入社した国内の大手ホテルチェーンでキャリアをスタートし、この業界に入って40数年余り、ホテル業界一筋で活躍されてきました。



40年以上もホテル業界にいらしたんですね。

「今年で60歳になりますが気がついたらそうなりますね。新卒でここから近いホテルで、はたらき出しましたが、その会社には社会人野球部があって、9年間応援団もやっていたんですよ。最後は団長までやりましたね(笑)」

応援団時代は全国各地を周り、給与も支給されていたそうです。
そんな内海さんが、この業界の職場の変化を話してくれました。
「昔は先輩や上司の言うことが絶対で、自分の意見を言える雰囲気はなかったんです。でも今は、現場の若いスタッフの意見を聞きながら、コミュニケーションをとるのが当たり前だと思っています。私自身もシフトに入って現場で一緒に仕事をするので、スタッフの様子がよくわかるんですよ。」

総支配人自らシフトに入っているのですね。
初めてお聞きしました。

ここでこのホテルの創業者でもある武山 拓昭さんにも参加いただきました。
写真が少し苦手ということで、インタビューのみの紹介になります。

武山さんも某外資系のホテルにいらして、長い間日本の宿泊業界を見てきた方です。

「外資系のホテルでアジアと国内のマーケティングセールス部長をしていました。そこから別会社に移籍して、主に国内でホテルの開発をしていたのですが、自分でホテルを創った方が『従業員は必ずハッピーになるはずだ』と思い、2013年に『ホテリエとして従業員が働きやすい環境を作りたい』という意思で、株式会社アレグロクスTMホテルマネジメントを立ち上げました」

ハッピーにするとは具体的にどのようなことなのでしょうか?

「スタッフにはまずきちんと休暇を取れるよう、有給休暇の100%消化を目指しています。産休・育休制度も積極的に推進していて、現在男性スタッフが数名育休をとっています。私は日頃から支配人たちには、『まずは従業員がはたらきやすいように気を使え』とよく言っています」

2019年に社長が変わっていますが、何か理由があったのでしょうか?

「社長は色々やることがあって面倒臭いんです(笑)。やっぱり現場を見ながら自分がやりたいようにやりたいんです。上下関係ではなく、現場の意見を尊重し、フランクな職場環境を目指しています。女性スタッフは私にタメ口ですし(笑)。僕も金沢のホテルでフロントに立っているんですよ」

現場ではたらいてきたホテリエ目線だからこそ、この会社が運営するホテルは、
バックヤードや事務所も広く取られていて、休憩室も完備しているそうです。



武山さんにスタッフさんの昇給や評価などお聞きしました。

「2024年度はお陰様で利益もだいぶ出たので、その利益を社員だけでなく、パートさんやアルバイトスタッフにも還元し、さらに賞与も出しました。頑張っている人は社員、パートさん、アルバイトなど関係なくきちんと評価して、還元したいと考えています。金沢はアルバイトさんも多いのですが、アルバイトさんにボーナスを出したら、今話題の103万円の壁にぶち当たりましたが(笑)」

ここではたらくスタッフはみんな仲間だからこそ、全員に還元するんですね。
ところで、経理など管理部門が施設毎にあるそうですが。

「僕の考えは現場に経理がいないとホテルのプロパティ(財産)が強くならないのです。普通経理などの管理部門は本部に置きますが、うちの会社はホテル毎に経理を置いて収支を作成して、支配人が報告をするスタイルをとっています。レポートが苦手な人もいますし、それぞれの得意分野を伸ばして個性を活かしてあげることも大事だと思っています」

現場をとにかく厚くして、強くすることに力を注いでいるんですね。
最後にお二人にお聞きします。この業界で働く魅力は?



-内海さん
「やっぱり接客だと思います。笑顔で会話出来ると、次にも必ずつながりますし」

-武山さん
「日本では宿泊業界で働く人たちの地位の低さが一番の問題だと思っています。例えば、観光立国と言いながら、国立大学にはホテル学科はないし。昔、日本でよく言われた『士農工商、ホテルマン』じゃなく、ホテリエはヨーロッパもそうですけど、インドでは医者の次に地位が高くて、誇れる仕事なんです。そういうところを改善して、もっともっと地位を上げていけたらなと思っています」



職場環境だけでなく、ツーリストをもてなすためにロビーラウンジから客室まで細部にこだわった「Tマークシティホテル東京大森」は、不動産屋さんでも投資家さんでもなく、ホテリエとしてこのホテルを創ってきた熱い想いが伝わってきました。

ホテルや従業員を影で支える
サポーター

次に管理部門の方にお話を聞くために、
少し緊張しながら向かいました。



笑顔で迎えてくれたのはこちらで経理総務を担当する矢吹 早苗さんです。
元々は大学卒業後、撮影機材をレンタルする会社で経理を14年あまりやっていましたが、
このホテルの開業を機に入社しました。

管理部門ということで失礼ながら少し堅いイメージがあったのですが、
気さくな雰囲気で少し安心しちゃいました。

異業種からの転職ですが、宿泊業界に入って最初に感じたことなどありますか?

「このホテルでは現在、3交代制でシフトを回していますが、当時は2交代制が主流で、1日勤務すると翌日は休みという施設もあったようで、その働き方が原因で体調を崩す人も多かったそうです。その影響もあって、『前職のシフトが厳しくて転職を決意した』という方が面接に来ることも少なくありませんでした。働きやすい環境の大切さを、改めて感じましたね」

当時3交代は珍しかったそうで、
こちらのホテルの残業時間は、平均して10時間未満だそうです。

施設に管理部門があるのは珍しいと思いますが、
どんな方に来てもらいたいですか?

「私は専門的な知識がないので、経理の経験者が入ってくれたら嬉しいですね。勉強にもなりますし」

ホテルでの経理経験がある方は、特に大歓迎だそうです。
ぜひこの機会にご応募をお待ちしております!

矢吹さんがこのホテルで将来的にやりたいことなどありますか?

「みんなそれぞれバラバラに食事をしているので、ちゃんと食べられているのかなって心配になるんですよね。特に夜遅いスタッフだと、コンビニくらいしか選択肢がなくて…。だから、自販機を置いたりデリバリーを利用したり、食事補助みたいなことができないかなって考えています。」



管理部門として、はたらく人たちの健康も気になる
矢吹さんらしいお話でした。
 

フランクな職場で
チームワークを活かしたホテル運営を

次にお話を伺ったのは2021年に入社し、スーパーバイザーを務める
坪内 聡志さんです。



最初から宿泊業界にいらしたのですか?

「はじめの勤め先は九段下にあるホテルでした。元々接客業に就きたくて、それなら
求められるものが高いホテルがいいなと思い、専門学校で学びこの業界に入りました」

今まで働いてきたホテルとの違いなどありましたか?

「このホテルは海外のお客様が多いので、前のホテルとは真逆でしたね。実は前働いていたホテルはすぐ近くにありました。ただコロナで閉鎖になり、ここのホテルの支配人とも知り合いだったので、1年後に声をかけてもらったのがきっかけで入社しました」

先ほど武山さんが『スタッフさんにとって働きやすい環境』という話をされていましたが、
実際はたらいていて、感じるところはありますか?

「バックヤードは本当に広いですね、PC台数も多いので助かっています。前の職場では台数が少なくて、空くまで作業が出来なかったので。それと『残業は少なくするように』と会社からよく言われますね」

ところでスーパーバイザーとは
マネージャーみたいなポジションですか。

「そうですね、外に営業にも行っています。」

団体や個人客の在庫のコントロールって、
大変じゃないですか?

「そこは予約チームと協力しながらやっています。在庫管理から料金コントロールまで、個人で仕事を兼任するのではなく、チームでやっているので、そこは他のビジネスホテルにはないところだと思っています」

ここのスタッフさんはどんな方が多いですか?

「みんな気さくな方ばかりで、ざっくばらんとした雰囲気の中、仕事を楽しみながらやっています。未経験でも、人と接するのが好きな方なら大丈夫ですよ!ここはアットホームなホテルなので、堅苦しく考えず、会話を楽しめる方ならきっとすぐ馴染めると思いますよ(笑)。」



フランクな職場やスタッフさんが働きやすい環境を、会社やマネジメントする方々がとても大切にされているのが伝わってきました。

ホテル業界に転職して実現した
ワークライフバランス

最後に登場するのはフロント担当の水上 遼子さんで、2021年入社し今年で4年目を
迎えます。



ホテル業界に入ったきっかけを教えてもらえますか。

「前はイタリアンレストランでホールの仕事をしていたんですけど、そこにはフロント業務もあって、受付をするスタイルだったんです。時々フロントのお手伝いもしていたのですが、最初にお客様を迎える仕事っていいなと思ったのがきっかけですね。」

元々レストランでサービスをやられていたので、接客は慣れていたかもしれませんが、
ホテルに入って戸惑ったことや苦労した点などありましたか?

「最初はシステムなどパソコン作業が少し不安でしたね」

ホテルの仕事ってどのくらいで慣れてくるものですか?

「半年くらいで慣れました。最初の3か月は通常勤務でしたが、そこから夜勤などやって3交代制ある全てのシフトの仕事ができるようになっていきました」


はたらいてみて
ホテルとレストランの違いってありましたか?

「ホテルの方がはたらきやすいですね。ワークライフバランスが整っていて、残業もほとんどありませんし、休みも取りやすいです。実家が富山なので、近々帰省で1週間ほどお休みをいただく予定なんですよ。以前の飲食店では、ランチから夜までの勤務が多く、終わる時間も遅かったり、休みもなかなか取りづらかったので

先ほど坪内さんが『ざっくばらんな雰囲気』と話されていましたが、
職場の雰囲気はどうですか。

「武山さんも偉い方なのに、みんなの名前を覚えていて、声を掛けてくれたり、お菓子を持ってきたりして、上の方との距離も近いので、アイデアとか意見は言いやすいですね」

武山さんもさっき『タメ語で話し掛けられる』と言ってました(笑)
今後は総支配人の発案で3か月ごとに慰労会もやるそうです。

最後に求職者へのメッセージをお願いします。

「ここは外国人スタッフもいますが言葉を教え合うなど、みんなで助け合っている職場です。ギスギスしている雰囲気は全くないので、明るくてハキハキしていれば、あとはどうとでもなると思いますよ(笑)」

ホテリエが創ったホテルの職場は、はたらく人たちが生き生きとツーリストをもてなす姿が
ありました。はたらく人たちがハッピーになるために創られたホテルに、あなたも参加しに来ませんか。

(取材・執筆:水元 勇)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしもこの宿ではたらいたら?

近隣情報

家賃相場
1K〜1DK(10万〜12万)
買い物
コンビニ(徒歩30秒)、スーパー(徒歩5分)
その他施設
病院(2km)、歯科(190m)、小学校(1.2km)
交通情報
大森海岸駅(徒歩1分)

自治体情報

基本情報

数字で見る

  • 平均残業時間

    5時間

  • 年間休日

    105

  • 平均勤続年数

    3

  • 年間有給休暇
    取得率

    81%

  • スタッフ数

    38

  • 男女比

    1.0 男性 : 1.8 女性

  • 外国籍の人数

    8

  • 平均年齢

    32.0

企業名
株式会社アレグロクスTMホテルマネジメント
企業所在地
〒143-0011
東京都大田区大森本町1-2-10
施設名
Tマークシティホテル東京大森
客室数
288
従業員数
38
設立
2023年5月15日
アクセス

よくある質問

オンライン面接も可能でしょうか?

オンライン面接も可能ですが、1次面接または2次面接どちらかでご来社いただきます。

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