シティホテル

札幌グランドホテル

北海道道民、札幌市民と共に歩み、 先駆者として走り続けてきた「北の迎賓館」

  • 接客/サービス
  • 調理人/厨房
  • 宴会/会議

日本の旅行先ランキングでも必ず上位に入る北海道札幌。ここ札幌の地で本格的な洋式ホテルとして1934年開業し「北の迎賓館」と称されました。今年で開業90周年を迎えた「札幌グランドホテル」で、新しい仲間を探していると聞いて話を伺いに行きました。


 

お客さまの信頼に応え続け、
次の世代に想いを繋ぐ、19代目の総支配人。

最初にお話を伺ったのが、今年入社したばかりの新入社員に囲まれ、
少し照れ臭そうな笑顔で映るのが、総支配人長瀬 隆則さんです。


 
生まれも、育ちも、札幌なので「どうしても札幌グランドホテルで働きたかった」そうで、
大学卒業後、現在の(株)グランビスタホテル&リゾートの前身である三井観光開発(株)に入社しました。

「面接した時に『どこの事業所に配属になるか分からないよ!』と言われたのですが、希望通り札幌グランドホテルになりました。最初の配属は1934年の冠を店名にする『ラウンジバーオールドサルーン1934』から始まり、宴会部門、フロント、宴会セールス、総務、研修部門、企画、マーケティング部門、そして東京本社でのセールス&マーケティングや開発部門など経て、もう35年になりますね。」

今まで総支配人って何名いらしたんですか?

「私で19代目になります。」

社長は何代目か答えられる方は多いのですが、
総支配人で即答されたのは初めてです!

「私がマーケティング部にいる時、このホテルの歴史をちゃんと調べ直そうと思い、そこにある年表づくりも手がけました。」


 
なるほど、だから即答出来たんですね!
さすが90年の歴史が詰まった立派な年表です。

「札幌に国内外のお客様が泊まれる本格洋式ホテルを!と、昭和9年に、北海道、札幌市、商工会議所が中心となり、誕生した札幌ブランドのホテルです。今でも帝国ホテルさんなど共に日本を代表するシティホテルとして脈々と歴史と伝統を受け継いでまいりました。このホテルで3代にわたり挙式を上がられたお客さまもいるんですよ。」

3代にわたり同じホテルで挙式!
さすが歴史あるホテルならではですね。

「開業以来、札幌市民をはじめ北海道民の方々に支えられてきたホテルだと思います。私たちの大きなビジョンは、『北海道・札幌の地域から信頼され期待され続けるホテルとして地域一番館になる』事を掲げており、これからも市民の期待や信頼に応え、地域と共に発展して行く事が使命だと思っています。」

10年後の100周年は、「今いる若いスタッフや、
これから入ってくる方たちが主役」!と長瀬さんは話します。

「私もそうでしたがホテルにはたくさんの職種があり、この会社はいろんな事業も展開しているので、多くの経験が積めます。スタッフにはその時々で、今、目の前にある仕事が将来に繋がっている事を意識して、仕事に取り組んでいただきたいし、未経験の仕事へのチャレンジや新たなポジションの話しが有れば、それは天から下りて来たチャンスと捉え、しっかりとその糸を掴んで、将来に繋げて欲しいと思っています。」

ここ札幌だけでなく東京の本社や他の事業所でチャレンジして、
キャリアを積んでスキルアップしたのちに、北海道に戻って長瀬さんのように活躍している
方も多いそうです。

時代に合わせて研修や教育も見直し、スタッフがいい仕事をした場合に「褒める(Good Job)制度」などもあるそうで。

「本社の人事部も色々な研修プログラムや育成のためのバックアップもしてくれます。
またグランド独自でも札幌市内や国内のホテルの見学や試泊させたりして、普段中々行けないホテルを見ることで、スタッフやこのホテルのレベルが上がればと昨年から始めました。」


長瀬さん自ら他のホテルの見学調整など行い、
外資とは違う日本人に合った教育を心掛けているそうです。

「外資系ホテルのマニュアルなど、いい点は参考にしますが、『接客業の一丁目一番地は笑顔で挨拶!』 そこから全てが始まっていくと私は思っています。」


 
歴史と風格があるホテルなので、最初は少し堅いイメージをしていたのですが、
教育にも力を入れ、社員の才能と笑顔をとても大切にしている、
温かい雰囲気の職場でした!
 

ラーメンサラダはここから生まれた、
伝統と挑戦が共存する調理人たち。

歴史あるグランドホテルの料理を支える料理人は、
どんな方なのでしょうか?
普段中々行けないホテルの厨房に、ドキドキしながら向かいました。


 
仕込み中にも関わらず笑顔で迎えてくれたのが、
入社10年目の宴会オードブル担当の佐藤 研太さんです。

子供の頃から料理はよく手伝っていて、あるテレビで見たシーンが
料理人を目指すきっかけになったそうです。

「テレビで洋食の料理人がフランベしている姿を見て、それが格好良かったんですよね。」

このホテルには市内の調理師専門学校を卒業後に入社し、長瀬総支配人と同様、
『BARオールドサルーン1934』に配属となり、そこから佐藤さんの料理人キャリアがスタートしました。


 
「BARでは色んなおつまみを作っていました。おつまみとはいえ、歴史のあるBARなので本格的なものも多く、作り方の基本やアレンジなどこのBARで学んだことは多かったです。」

このBARで3年経験を積み、その後レストランに異動となり、そこではストーブを担当。
3年前には系列である「鴨川シーワールド」にも行っていたそうです。

「自分は札幌出身なので、鴨川の夏は暑かったですね!(笑)でも鴨川のホテルやレストランは札幌グランドとはまた違うので、とても良い経験になりました。」

いずれは「自分の原点である札幌グランドホテルには戻りたい」と人事部に希望は出していたそうで、3ヶ月前に戻ってきました。配属の希望が出せるのもいいですね。

「はい、時期はもちろんありますが、希望する事業所や部門を聞いてくれるのはありがたいです。また、勤務時間も朝食を担当する部門が別であるので、早い時間に出勤することもなく、働きやすい職場だと思います。」

歴史あるホテルって名物料理がありますよね?

「先輩たちが残してくれたレシピはたくさんあります。その中でもやっぱりビーフシチューですかね。フォンドボーに赤ワイン、ブイヨンを加え、じっくり煮込んだ本格ビーフシチューを楽しみに訪れるお客さまも多いです。あとラーメンサラダも美味しいですよ!」

ホテルのレストランで、
ラーメンサラダですか?珍しいですね!



「今では居酒屋でもよくありますが、実はラーメンサラダはこのホテルが発祥なんですよ!女性も食べやすく、おつまみにもなるのでとても人気があるんです。」

うわぁ〜、海老にホタテに居酒屋で見かける
ラーメンサラダとは全然違います!
札幌市民に愛されるホテルを目指してきたからこそ、生まれた名物料理ですよね。

札幌グランドホテルでは社内で料理コンテストも開催し、1年目の新人料理人が
見事優勝したそうです。
社員の才能を引き出す取り組みは、ここ調理部門でもしっかりと実施されていました。

飲食経験で培った経験を生かし入社1年目で、
レストランの司令塔として頼られる存在に。

次に登場するのは、レストラン部門で働く、
入社1年目の大島 雪絵さんです。


 
東京から移住されたんですね。
札幌の暮らしはいかがですか?

「北海道に憧れて移住したんですが、やっぱり札幌は涼しいです。雪の日もホテルまで地下道で行けますし、車がなくても生活には困らないところが気に入っています。」

さまざまな飲食業で10年働いてきた大島さんに、
飲食業とホテルのレストランで働く違いをお聞きしました。

「まずはホスピタリティから始まるのは変わらないですが、例えば同じお酒を飲むにしても居酒屋では『ワイワイ、ガヤガヤ』な雰囲気だと思いますが、ホテルでは落ち着いた雰囲気を求めているので、ゆったりと上質な時間を提供することが大切だと思っています。」

飲食業界で経験豊富な大島さんは、
持ち前の視野の広さで、『あなたは周りがよく見えてるわね』とお客さまに褒められたとか。

「とても励みになり、嬉しかったですね。サッカーの司令塔じゃないですけど、周りはよく見るようにしています。先日もデシャップ(料理とホールの中継場所を担当)のスタッフに、『今は無理だよ、他のスタッフの動きをよく見てね』とインカムで指示を出しています。」


 
まさにサッカーの司令塔ですね!
こうした指導や育成で、働く時間にもいい影響がでたそうですね?

「色んなポジションをみんなが幅広くできるようになり、一人がカバーする範囲も大きくなったので、以前より残業は減りましたね。この仕事は助け合いが必要です。一人では出来ない仕事なので!」

今ではすっかり上司や同僚から頼られる存在に。
未経験者も活躍しているこのフィールドで、きっとあなたの才能も見つかりますよ。
 

ホテリエとして憧れる
存在になれるように。

次にお話を伺ったのが、
入社2年目のロビーサービスのヴォッティ・ジェンミーさんと、
今年で6年目を迎えるフロントの長谷山 愛結さんです。


 
お二人とも、どうしてホテルで働こうと思ったんですか?

-長谷山さん-
「私は修学旅行で泊まったホテルで働くホテリエがスマートで、とても格好良くて、その姿に憧れたのがきっかけです。」

-ヴォッティさん-
「私は5年前に北海道で旅行した時に泊まったホテルに感動したのがきっかけで、まずは日本語を勉強するために札幌の専門学校に入りました。」

お二人ともホテルに憧れて入社したんですね。ヴォッティさんは初めての日本企業で、
ご苦労されたんじゃないですか?


-ヴォッティさん-
「それが全然ないんですよ、上司や先輩がとても優しくて、分からないこともすぐに教えてくれました」

今ではヴォッティさんの出身であるベトナムをはじめ、スリランカ、韓国、中国、タイなど、
たくさんの外国人スタッフが活躍しているそうです。

宿泊業界で働くってキツいイメージがあるのですが、
入ってみてどうでしたか?

-長谷山さん-
「よく友達にも聞かれます、『キツくないの?』って。でも全然それがなくて、休みや有給も希望通り取れますし。あと今年から5日連休が取れる制度も始まったんですよ。」

5日連休は良いですね!
その他にこの会社ならでは制度ってありますか?

-長谷山さん-
「会社独自のポイントカードがあるんです。系列のホテルやレストランを利用するとポイントが貯まるんです。このホテルのレストランでもポイントが貯まるのでよく利用しています!」

たくさんの事業所がある会社だからできる、制度ですね

※施設一例

-ヴォッティさん-
「あと、Good Job制度もありますよ!社員同士がカードに記入して投函し、表彰されるんです。」

先ほど長瀬総支配人からもお話があった「Good Job制度」。
フロント部門でも他部署の連携で、丁寧な対応が評価され表彰されたそうです。

最後にお二人のこれからやりたい事をお聞きしたら、
目をキラキラさせて話をしてくれました。


 
-長谷山さん-
「予約課で部屋のコントロールや、ネットの管理、宿泊プランの作成などをやってみたいです。

-ヴォッティさん-
「私はフロントやってみたいです!」

長谷山さんが「おぉ〜、フロント部門で待ってるよ!」と
嬉しそうにヴォッティさんを見つめる姿が印象的でした。

あなたも、次の100年に向けて、
札幌グランドホテルの新しい歴史を作るメンバーとして、一緒に参加しませんか。

(取材・執筆:水元 勇)


 



 


 

 

 

もしもこの宿ではたらいたら?

働く仲間

潟田杏子(管理部門)

ホテルは365日、24時間休むことなくお客様をお迎えし続けています。旅行で来られた方、記念日で利用される方、いつもお食事をされる方など、日々多くの方たちとの出会いがあり、そこで生まれるストーリーや感動が数多くあります。一緒に、ホテルの非日常の世界を味わってみませんか。

近隣情報

家賃相場
1DKで4.5万円〜5万円
買い物
コンビニ(350m)、スーパー(600m)
その他施設
病院・歯科(150m)、小学校(800m)など
交通情報
・JR函館本線、千歳線、学園都市線 札幌駅(徒歩10分)
・地下鉄南北線 東西線 大通駅下車(徒歩5分)

自治体情報

基本情報

数字で見る

  • 年間休日

    108

  • スタッフ数

    532

  • 男女比

    1 男性 : 1 女性

  • 外国籍の人数

    16

  • 平均年齢

    42.0

企業名
株式会社グランビスタホテル&リゾート
企業所在地
〒060-0001
北海道札幌市中央区北1条西4丁目
施設名
札幌グランドホテル
客室数
494
従業員数
532
設立
1934年12月11日
アクセス

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